結婚して出産した翌年、夫が精神的に不安定になりました。

子供がうまれるから少しでも収入の多いほうがよい・・と、転職したのですが、入社1年目は契約社員としてのスタートでした。

でも、夜勤や残業代、住宅手当や家族手当もきちんとつくので、十分でした。

一年が過ぎた時、夫は大出世をはたし、長年年功序列だったのを見事破り、チームリーダーとなったのです。もちろん、正社員となり、役職手当なども付きました。

私は、古典芸能である能のサークルに所属していました。

着物などは、全て自前で、アルバイトをしてお金を貯めて、その資金に回したりしていました。

だから、学生時代は貯金がありませんでした。大学三年になった頃は、就職も考えており、就活中はほとんどアルバイトができませんでした。

お金が全くない体験をしたのは、私がオーストラリアに留学していたときのことです。

その日私は語学学校が終わった後、学校近くのネットカフェでメールをしていました。

学校帰りだったので教科書や電子辞書、カメラ、たまたまその日持っていたパスポート、クレジットカードと現金入りのお財布、携帯電話が入ったバッグを椅子の下に置いていました.。

あれは私がまだ大学生の頃でした。

当時私はいわゆる貧乏学生で、日中は大学に行き勉強、夕方からはレストランでアルバイトをしてギリギリで5帖のワンルームを借りて生活していました。

文学部に在籍していたため実費で購入しなくてはいけないテキストや書籍が多く、着るものも食べるものもギリギリまで切り詰めていました。

冬に家族四人で旅行に行きました。3泊4日で、数百キロ離れたところにJRを使って行く行程でした。


旅行から帰ってくる日の地元の天気があまりよくないとのことで、心配していたのですが、とりあえず何とかなると思い出かけました。


行きは順調、天気もわりと良く、観光を満喫できたのですが、2泊目の朝テレビの天気予報を見ると、帰る日の地元の天気が猛吹雪になるとの事です。これは想定外!急きょ3泊の予定を4泊にし、天候回復を待ってから地元に帰ることにしました。

大学時代は東京で一人暮らしをしていました。

親からの仕送りとたまに頼まれるイベント会場の機材の設営等のバイトで何とかギリギリながら生活していました。

毎回長い休みは基本、帰省していました。(実家にいるとお金もかからないしご飯だけは食えるし)

ある夏休みに入った頃、いつものように帰省しようかなと持って帰る荷物とか準備して用意万端整えて私鉄に乗って東京駅で切符を買おうとしてお金を出そうとしたら全然お金が入っていません。


大学を卒業してIT関連の企業に就職し、会社員として数ヵ月間過ごしたころの話です。

就職したころは社会のことを全く知らない新人会社員で、会社の仕事に慣れようと必死に研修や勉強をしていました。

その時にある先輩と出会い、仕事やプライベートの相談をするようになりました。

先輩は面倒見が良く、仕事のフォローなども行ってくれて後輩としてはすごく頼りになる先輩でした。

携帯を最初に買ったときは、通話料など気にしないで使っていました。足を痛めて整形外科に入院していたので、足以外は元気な青年なので、悶々としながらも暇を持て余していました。

相手は電波状態の悪い山腹に住んでいたようで、ほとんど声が聞こえない。何を言ってるのかわからない状態が続き、何度もかけ直すといった感じで、イライラしながらもかけ直していました。

私は会社員で普段の自宅と会社の移動手段は電車です。


その日はいつものように電車で会社に通勤しようと思って駅まで行ったのですが、運悪く事故により電車がストップしてしまいました。


私が普段利用している電車はめったに事故など起こることがなかったのでとても焦りました。


会社までどうやって行こうかと途方に暮れていると、ふとタクシー乗り場が目に入ったのです。